1. はじめに:独立して3か月のリアルとは?
会社員としての安定した生活を捨て、独立の道を選んだ瞬間は、希望に満ちていました。「自由な働き方ができる」「自分の力で稼ぐ喜びを味わえる」…そんな期待を胸にスタートしましたが、現実は甘くありませんでした。
実際に独立してみると、収入が不安定なことや、営業・経理・広報などすべて自分でこなす必要があることに直面し、想像以上のプレッシャーに押しつぶされそうになることも。3か月という短い期間でも、多くの「気づき」と「学び」がありました。
2. 独立して「やってよかったこと」5選
2-1. 固定費の見直しと最小化
真っ先に取り組んだのが生活・事業の固定費削減。オフィスは借りず自宅を活用、サブスクや光熱費も見直し、生活レベルを落とすことに抵抗を持たない姿勢が、精神的にも大きな安定につながりました。
2-2. スケジュール管理の徹底
会社という“時間の縛り”がなくなった今、セルフマネジメントは必須。Googleカレンダーで一日のスケジュールを30分単位で管理するようにしたことで、時間の使い方に対する意識が劇的に変わりました。
2-3. ビジネス用SNSアカウントの立ち上げ
情報発信の重要性に早い段階で気づけたのは大きかったです。特にX(旧Twitter)では、自分の専門分野やサービスを発信し続けることで、仕事の相談やコラボ依頼が増え、集客にもつながりました。
2-4. 同業者とのネットワーク構築
同じように独立して活動している仲間を見つけ、情報交換を行うことで孤独感が減少。Slackやオンラインコミュニティを活用して、業界の最新動向やノウハウも共有でき、成長スピードが上がりました。
2-5. 早い段階での「小さな成功体験」づくり
「とにかく1件仕事を受注してみる」。このマインドで始めたことで、金額の大小にかかわらず「自分で稼げた」実感が持て、自信につながりました。最初の成功体験は、すべての起業家にとって大きな推進力になります。
3. 「やらずに後悔したこと」4選
3-1. 収入の見込み違いと資金繰りの甘さ
最初の3か月はとにかく収入が不安定。想定よりも受注までに時間がかかり、預金を切り崩す生活に。不安定な時期を乗り切るだけの「生活防衛資金」はもっと多く用意しておくべきでした。
3-2. 明確なサービスの“売り”の設定不足
独立当初、「自分に何ができるのか」を明確に定義していなかったことで、クライアントに対しても曖昧な印象を与えてしまっていました。USP(独自の強み)はもっと早く言語化すべきでした。
3-3. 自己投資の優先順位ミス
ツールやオンライン講座に投資するのはよいことですが、目的を明確にしないまま「なんとなく」で支出を続けた結果、得られた効果は限定的。投資対効果を常に意識するべきだったと反省しています。
3-4. 相談できるメンターを持たなかったこと
「自分一人で何とかなる」と思い込み、気軽に相談できるメンターや先輩起業家を持たなかったことは痛手でした。迷ったときに道しるべになってくれる存在は、メンタル的にも大きな支えになります。
4. リアルな収支と生活の変化について
収入の面では、毎月の変動が激しく、固定給のありがたさを痛感。とはいえ、支出を管理し、仕事の見通しを複数立てることで徐々に安定してきました。
生活リズムも変化しました。朝型にシフトし、運動や食事管理を意識するように。自由な時間が増えた分、自分の健康と向き合う余裕が生まれました。
5. これから独立する人へのアドバイス
失敗を「準備」で減らす方法
- 固定費の見直しを早めに行う
- 最低3か月分の生活資金は準備しておく
- サービスの「強み」を言語化しておく
- ネットワーク・メンターの確保
3か月目までにやるべきことチェックリスト
☑ 固定費の最適化
☑ SNSでの発信スタート
☑ 1件でもいいので実績づくり
☑ タスク・時間の見える化
☑ 収支の記録と分析習慣の確立
6. まとめ:独立3か月は“検証と修正”の期間
独立直後の3か月は、夢と現実のギャップを知る“検証期間”です。思い通りにいかないことも多いですが、それを糧に改善を繰り返すことで、確実に一歩ずつ前進できます。
「やってよかったこと」を増やし、「後悔したこと」を次への学びに変えていく。それが、起業家として長く続けていくための土台となるはずです。


